電動カートWA-MOネットワークによる健康増進と運営支援体制の拡大
次世代交通対策事業の一環として、令和元年度にトヨタ・モビリティ基金「地域にあった移動の仕組み作り」事業より助成を受け、以下の活動を行いました。
●WA-MOの利用による健康増進活動並びにシニア層のふれあい活動の実施
北陸大学(医療保健学部医療技術学科)にご協力頂き「健康増進プログラム」を行いました。60才以上のシニア世代の方々にモニターとしてご参加いただき、専用マシンを使った軽い負荷で行うトレーニングの「パワーリハビリ」等、健康増進につながるプログラムを行い、初回と最終回に健康・体力測定やQOL測定を実施しました。
本プログラムのモニター送迎として、WA-MOを活用しました。
①「輪島市介護予防拠点施設 ふれあいプラザ二勢におけるプログラム」
実施期間:令和元年8月28日(水)~12月4日(水) 毎週水曜日・全14回
9:30~10:30 10:30~11:30 15:00~16:00
参加者数:16名(3グループに分かれて実施)
②「一本松総合運動公園体育館 サンアリーナにおけるプログラム」
実施期間:令和元年10月5日(土)~12月14日(土) 毎週土曜日・全11回
9:30~10:30 10:30~11:30
参加者数:10名(2グループに分かれて実施)
●WA-MO拡大走行と運行体制、組織の在り方についての検討
次世代交通対策協議会や移動ネットワーク協会の学識者を招聘して研修会を開催し、既存の交通サービス等における運用方法の検討を行いました。
①「地域における移動手段について」研修会
開催日時:令和元年12月23日(月)10:30~15:30
会 場:輪島商工会議所 507会議室
参加者数:18名
内 容:
第1部「自家用有償旅客運送と許可・登録不要の移動支援等のしくみや実態について」
講 師:NPO法人全国移動サービスネットワーク 副理事長 河崎 民子 氏
第2部「公共交通空白地有償運送や市町村運営有償運送と地域公共交通会議について」
講 師:有機農業埼玉県移動サービスネットワーク 笹沼 和利 氏
●WA-MOネットワークによる交流人口促進の実施
運行エリアの拡大による利用者の増減や移動ニーズ、他の交通機関に与える影響などを把握することを目的に実施しました。
①WA-MO拡大運行の実証
実証期間:
令和元年11月25日(月)~12月4日(水)8:00~17:00
実施内容:
既存コースである周遊内・外回り、塗めぐりコースに、一本松・袖ヶ浜・美術館コースの3コースを加えた計6コースの運行を行ないました。
②移動手段に関するアンケート調査
調査機関:
令和元年11月25日(月)~12月4日(水)※拡大運行実証期間
調査方法:
乗車モニターを現地で募り、調査員によるヒアリング
回 答 数:91件
調査結果
Q.WA-MOに乗ったことで、移動手段に変化はあったか
Q.目的別に、今一番使っている移動手段について
Q.WA-MOが有料であった場合、どの程度であれば利用するか
- 1乗車50円がもっとも多い
- 定額制の場合は「日額 100円」、「月額 300円」、「年額 1,000円」
- 有償なら利用しない…12名(16.9%)
③のらんけバス乗降調査
調査目的:電動低速車「WA-MOネットワークの充実化を図るにあたり、のらんけバスの現状を把握するため、乗降や利用者層について調査を行ないました。
調査日程:
10月25日(金)、31日(木)、11月15日(金)、22日(金)、
12月20日(金)、27日(金)
計6日間
調査結果:
同日WA-MO実績との比較
④自動走行音声ガイド実証実験
実証目的:
音声ガイドアプリを使用し、WA-MO沿線にぎわい創出を図る事を目的に実施。
実証期間:
令和2年2月15日(土)、16日(日)9:30~14:30
実施内容:
塗めぐりコース(自動走行)、視察旅コース、グルメ旅コースをWA-MOが自動・手動走行で停留所や施設などに近づくと、その施設についての説明が自動音声で行われます。
調査結果:126名